頭金が貯まるまでマイホームは購入は待ったほうがいい?
頭金が貯まるまでマイホームは購入するべきではないと言われることもあれば、頭金が貯まっていなくてもすぐに行動するべき言われることもあるので、どちらが正しいのか分からずに悩んでしまう人も多いです。貯まるまで待ったほうがいいかどうかは、家を建てる人の状況によって大きく違っています。待ったほうがいい人と、急いだほうがいい人の特徴を知ることによって、最適なタイミングでマイホームが購入できるようにしておきましょう。
貯金がほぼなしという場合、家計をきちんと把握できないという場合は頭金が貯まるまで待ったほうがいいタイプだといえます。頭金がなくても家を建てることはできますが、家を建ててしまった後は計画的にローンを返済していかなければなりません。もともと貯金ができない、家計を把握できていない人が計画通りにローンを返すことができるとは言い切れないので、貯金をする習慣や家計を把握する習慣から身につけることが大切です。結婚したばかりの場合も家計をきちんと把握できていない可能性が高く、1年から2年ほどは家計をチェックするべきだといえます。2人で生活することになってからいきなり出費が増える可能性もあるので、安定するまでは様子を見たほうがよいでしょう。
子供が生まれる可能性がある人も、妻の収入がなくなってしまったり、思いもよらぬ出費から返済が厳しくなったりする可能性があるので、急いでマイホームを購入する必要はないといえます。特に妻の収入も生活費に充てている場合は、育児休暇中で収入が減ってしまう、職場復帰が難しくなってしまうことが原因で生活が苦しくなる恐れがあるでしょう。出産や育児による収入減少が起こったときに、焦ってしまうような貯蓄状況や収入状況であれば急いで家を建てる必要はないのです。
一方で、貯蓄がある、資金計画があるという場合は、頭金が貯まるまで待たずにマイホーム購入に踏み切ってもいいでしょう。いざというときのことを考えて、貯蓄とは別に頭金を貯めようとすることで時間がかかってしまうケースもありますが、購入が遅くなると住宅ローンの完済が遅くなるという問題が発生します。リタイアして給与を受け取らなくなってからもローンを返済し続けることには不安を感じる人が多いので、なるべく完済するためにも早く家を購入することがおすすめです。
貯蓄状況や収入状況、ライフプランなどによって、頭金なしでマイホームを購入するべきかどうかは違ってくるので、自分たちがどちらのタイプなのか判断できるようにしておきましょう。無理に購入すると生活が苦しくなりますし、タイミングを逃してしまうと将来的に不安を抱える可能性もあります。待ったほうがいいタイプと急いだほうがいいタイプについて理解を深め、正しい選択ができるようにしてください。